2010年12月15日水曜日

海部会長が『政治とカネ』を上梓

 10日の理事会で、海部俊樹会長が先月、『政治とカネ』(平凡社新書)を上梓したことが紹介された。

席上、海部さんは「いろいろ書いたが全部ではない。書名を『我をもって古えとなす』にしたいと言ったのだが、編集者たちに従って『政治とカネ』というタイトルになった。もう6刷になっている」との話があった。

早速書店で購入して読んでみた。お金をばらまいたという話が何カ所か出てくる。野党にもばらまいたという話も出てくる。「ばらまかないと野党が寝てしまうんだ。自民党がそういう仕組みをつくっていたのだ」「配るのも苦労がいる」「これはネセサリーイーブルと思っていた」。

「うーん」。

海部さんは小沢一郎氏となんども仕事をするはめにはる。海部さんは小沢さんのことを「壊し屋」だと断定する。旧田中派の政治手法を最も継承しているのが小沢さんだも言う。

つくっては壊し、壊してはつくるのが小沢さんのやり方なのだそうだが、一度も首相になろうとしないのはなぜか。鄧小平もそうだったが、ナンバーツーであり続ければ、権力の中枢に残ることができるのである。

2010年12月10日金曜日

12月10日の本部理事会の議論

 今日、東京で世界連邦運動協会の理事会があった。荻田札幌支部長が10月の札幌での日本大会を総括した後、いつもの財政問題の討議に入った。小生が理事になってから、2カ月に1回のペースで理事会は開かれている。もう一つの重要議題は法人化の問題であるが、こちらは支部の一つである21世紀フォーラムのNPO化に関する報告が木戸常務理事からあった。

され財政問題である。協会本部は少数の多額の寄付によってこれまで活動を維持してきたが、昨今の経済情勢で多額の寄付が不可能になったことから、台所は火の車となった。月に20万円の家賃を支払っていた四谷のビルから超手狭の上野ビルに引っ越したがそれくらいのことでは財政は楽にならなかった。理事による寄付によってなんとかつないできたが、いつまで続くか分からない。

支部からの“協力金”の上積みという意見が出る一方で、理事の寄付の延長を求める意見。中期財政再建計画を策定するべきだ、あるいはそもそも財務委員会は何をしてきたのか・・・・・。

議論は尽きない。

小生が求めたのは、事業を起こし人を集め会員を増やすことしかない。何もしない本部に対して不満がないわけではない。お金の無心ばかりでは求心力は生まれない。国際平和協会も一時期、理事の寄付に頼ったことがあるが、3年しか続かなかった。そんな発言をしておいた。