10日の理事会で、海部俊樹会長が先月、『政治とカネ』(平凡社新書)を上梓したことが紹介された。
席上、海部さんは「いろいろ書いたが全部ではない。書名を『我をもって古えとなす』にしたいと言ったのだが、編集者たちに従って『政治とカネ』というタイトルになった。もう6刷になっている」との話があった。
早速書店で購入して読んでみた。お金をばらまいたという話が何カ所か出てくる。野党にもばらまいたという話も出てくる。「ばらまかないと野党が寝てしまうんだ。自民党がそういう仕組みをつくっていたのだ」「配るのも苦労がいる」「これはネセサリーイーブルと思っていた」。
「うーん」。
海部さんは小沢一郎氏となんども仕事をするはめにはる。海部さんは小沢さんのことを「壊し屋」だと断定する。旧田中派の政治手法を最も継承しているのが小沢さんだも言う。
つくっては壊し、壊してはつくるのが小沢さんのやり方なのだそうだが、一度も首相になろうとしないのはなぜか。鄧小平もそうだったが、ナンバーツーであり続ければ、権力の中枢に残ることができるのである。
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