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市民参画まちづくり課の中川眞人課長 |
第38回世界連邦四国協議会総会と2011年世界連邦運動協会四国ブロック大会が10月22日、松山市の松山総合コミュニティーセンターで開催され、四国4県から約40人が集まった。
大会宣言の中で2005年、衆議院が「世界連邦実現への道の探求に最大限の努力をすべし」と決議し、世界平和構築のためには、世界連邦の実現が重要であることを世界に向けて発信したが、それからの6年、政府はどのような顕著な対応をしてきていないことを強調。「四国四県が力を合わせ、全国各地の志ある方々と共に力を尽して、衆参両院による「世界連邦日本国会委員会」のさらなる強化を働きかけるべきだとの提言を加えたい」と宣言した。
広島修道大学教授の城忠彰教授が、「欧州統合からみた世界連邦の近未来」と題して基調講演し、次のように語った。
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広島修道大学の城忠彰教授 |
「 世界連邦は経済交流つまり自由貿易が深化して経済面で国境がなくなるのが第一段階。もう一つは地域的統合が進む。北米のNAFTAはカナダ、アメリカ、メキシコの関税はない。南米のメルスコールがあり、南北アメリカを一緒にしようという構想も進行中である。そして環太平洋がある。そのほか軍事面をどうするか信頼関係をどうするか、他の人権などの課題をどうするか。そういうことを考えると東アジア共同体の未来はとても難しいと思う。昨年、欧州連合本部のあるブリュッセルを訪ねた。27カ国の旗があり、その旗の下にすべての加盟国の国名が書いてある。英語ではなく、それぞれの言語で表記されている。よく見るとすべてアルファベットだ。キリスト教に加えてアルファベットという共通基盤がある。アジアはどうだろうか。
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新ブロック会長に就任した伴武澄氏 |
EUをモデルにして世界連邦についていろいろ話をした。実際、国連の議員を選んで総会に出すとか、連帯税をつくるとかいろいろな試みがあるがまだ流動的だ。私たちの運動が近い将来どうなるか。また世界はどう動いていくかについては未知数のことが多いが、冒頭に話したようにわれわれは世界連邦以外に世界の問題を解決する根本的なシステムを持っていない。
また、四国ブロック協議会の中山淳会長が退任し、公認に伴武澄高知支部長が就任した。伴新会長は「世界連邦の実現には時間がかかる。目標は目標として、今後は道州制や原発問題などにも議論広げていきたい。四国には中心都市がない。このことが逆に道州制導入をやりやすくさせるかもしれない」などとあいさつした。次回の開催地は高松市。
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